はじめまして! このブログを書いているあきかんです。
20代前半までは英語教材の編集者として出版関係に勤務していました。現在はフリーランスで、英語教材に限らず幅広いジャンルの編集・ライティングをしています。
これまで、小学生向けから高校、社会人向けの英語教材など、いろんな英語教材を作ってきました。にもかかわらず、いまだに英語を話すことができず……
英語教材に関わっているのに、英語が話せないのはさすがにマズい……。「どうにかして話せるようになりたい!」という思いがどんどん強くなり、立ち上げた英語ブログになります。
ブログでは自らの英語学習の記録に加え、英語教材の編集者として、知識はあれど実践してこなかった英語学習に関する情報を発信していきます!
そのまえに、まずはあきかんの「英語学習の歩み」と「今後の学習の方向性」についてお話します!
あきかんの英語学習の歩み
以下では、あきかんの英語学習の歩みを簡単にまとめました!
【中学時代】
地元のおじいちゃん先生の英語教室に通っていました。おかげで、期末テストはいつも90点以上! この頃から「英語って得意かも」と思うように。
【高校時代】
1年生から受験を意識してコツコツ勉強。文法はほぼ完ぺきになりましたが、リスニングはほぼノータッチ。英語は読めても、聞けない・話せない状態でした。
【大学1~2年】
得意な英文法を活かして、英語文学文化を専攻。でも、英語オンリーの授業に撃沈。先生の話も聞き取れず、ペアワークもうまくいかず、だんだん英語が苦手になっていきました(このとき、TOEICスコアは350点……)。
【大学3年】
英語に少し苦手意識を持ちながらも、なぜか単位はしっかり取れている不思議な状況…… でも、「せっかく英語を専攻しているんだし、やっぱり話せるようになりたいな~」という気持ちが芽生え、短期語学留学を決意!
【留学】
手続きを済ませてアメリカへ3か月間の語学留学へ。最初の1か月は、人見知りな性格にムチ打って、現地の人に話しかけました。でも、慣れないことで疲弊してしまい、残りの2か月は家と学校を往復するだけの毎日に。
【帰国後】
ネイティブっぽいフレーズは覚えたけど、「英語ペラペラ!」とは程遠い。なんともやりきれない帰国となりました。
このように、文法は得意で、留学しても、英語が話せるようにはなりませんでした。それでも大学卒業後、ご縁があって中学英語の参考書づくりに関わることになりました。
英語に苦手意識を持ち始めたとはいえ、日々英文を読み、音声を聞きながら作業をしていると、自然と英語力はついてくるもの。そんな環境に支えられ、この頃から少しずつ英語に自信もついてきました。
……が、その自信は、ある海外旅行であっさり崩れ去ることになります。
「教材英語」と「ネイティブ英語」の違い
香港旅行に行ったときのこと。香港では英語が通じるため、「よし、ここで自分の英語力を試してみよう!」と考えていました。しかし、その自信は、あっという間に打ち砕かれました。
というのも、ホテルのチェックインで、フロントスタッフが何を言っているのかわからない。たぶん、ホテル内のサービスについて説明してくれているのだろうけど、“water” “No smoking” などの単語や短いフレーズが聞こえてくるのみで、まったく英語を聞き取ることができなかったんです。
そのときはかなり落ち込みましたね……。でも落ち込んでばかりもいられないので、どうして海外では聞き取れないのかを考えてみたんです。その理由はすぐに検討がつきました。それは、教材英語とネイティブ英語のリスニング音声は、まったく別物だということ。
海外旅行に行ったことがある人なら、きっと感じたことがあるはず。学校で習う英語と、ネイティブの自然な英語って、かなりギャップがあるんです。教材英語のようにプロのナレーターによるきれいすぎる発音に慣れていると、現地のなまりやリズムを持つ発音に耳が慣れずに全然聞き取れないのです!
ネイティブ英語:現地のなまりやリズムのある生きた英語
「そんなの当たり前じゃん!」と思うかもしれません。でも実際に自分自身で経験すると、より鮮明に感じることができました。そして、この経験を通じて、英語学習の“あるヒント”が見えてきたんです。
ネイティブ英語も聞けば慣れる!
帰国後、「このままでは翻訳アプリなしでは英語が使えない」と危機感を持ち、学習のモチベーションを上げようと模索しました。きれいな発音の英語を聞いても理解した気になるだけで、本当に大切なのはネイティブの英語を聞き取れる力ではない。
「ネイティブ英語が聞き取れる=英語がわかる」
きれいな発音の英語をいくら聞いても、海外では通用しないことはわかりました。でも、いきなりネイティブ英語を聞いて本当に意味があるのか。
そんなとき、ふと気づいたんです。自分自身、最初はきれいな英語さえ全く聞き取れなかったけど、毎日聞いているうちに耳が慣れてきたということに。つまり、ネイティブの英語も聞き続ければ、きっと聞き取れるようになるはず!
英文法の土台があれば、音には徐々に慣れる。その仮説をもとに、とにかくネイティブ英語を聞き続けることにしたんです。
ネイティブ英語に浸る「イマージョン・ラーニング」
とはいえ、この仮説が本当に正しいのか、不安もありました。そんな中、「ネイティブ英語を聞き続けて話せるようになった」という学習者の存在を知り、不安が一気に吹き飛びました。
彼らは、ネイティブ英語を聞き続けることで、つまり日常的に英語に浸ることで習得していました。この方法は「イマージョン・ラーニング」と呼ばれ、母国語ではない言語を環境ごと体に染み込ませていく学習法です。
●授業はすべて英語で行われる
●英語のテレビ、映画、ラジオ、SNSなども日常的に取り入れる
●家庭や学校で、なるべく英語だけで過ごす
といったように、言語そのものを“勉強する”のではなく、“使いながら覚える”のが特徴です。これは、赤ちゃんが母語を覚えるプロセスに近く、英語を外国語として学ぶ大人にも効果的とされています。実際に、多くの非ネイティブの人たちがこの方法で、聞けるだけでなく“話せる”英語力を手に入れているのです!
この仮説を信じて、ネイティブ英語を毎日聞き続けて1か月(2025年6月現在)。当然、まだネイティブ英語を聞き取れるレベルではありませんが、YouTubeや海外映画でほんの少しだけ聞き取れるフレーズが増えてきました!(英語字幕なしで理解できたときの感動、すごいですよね……!)
「この学習法、間違ってないかも」と、今は少しずつ手応えを感じています。とはいえ、一番難しいのは“継続”。だからこそ、このブログで英語学習の進捗をシェアしながら、「イマージョン・ラーニング」が本当に効果あるのか、自分の耳で実験していきます!
また今後は、学習の成果や効果的だった勉強法、たまに海外旅行の話なども交えながら発信していく予定です。
みなさんも、一緒に続けていきましょう! 英語、きっと伸びます!